KUMAちゃんのカレー弁当の日記

無水・無添加・グルテンフリー!身体がよろこぶカレー

⑤夫婦の夢だったカレー弁当屋を開業するまでの道のり~今の食生活との出会い、ローンの残っていたマンションを手放してから移住の決断まで、移住した矢先のstage4の悪性リンパ腫の発覚、夢を叶えた開業~

前回は移住して約2か月目でのstage4の悪性リンパ腫の宣告を受けたお話しをさせて頂きました。

5回目の今回は抗がん剤治療と強い副作用と戦った闘病生活について書きたいと思います。

 

☆リツキシマブ

6月28日に告知後に入院し、すぐに様々な検査をし、歯を抜歯したり首の細胞を

オペで採取したり、リザーバーというものをオペで入れたりと心身ともに疲れ果てた状態で7月7日に1クール目の抗がん剤治療が始まりました。

 

夫の悪性リンパ腫の種類が”びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫”だろうとの診断だった為、”リツキシマブ”という抗がん剤を投与する事になりました。

 

実はこの時もPET-CTの結果は悪性リンパ腫の症状だけど血液等ではハッキリ分からないと言われており”みこみ”でリツキシマブという抗がん剤投与を始めました。

(予想と違えば2クール目からは違う抗がん剤を投与する予定でした。)

 

はっきり分かるには他県の大きな病院に調べてもらわないと分からないとの事で1クール目の間に他県の病院で調べてもらい、治療が終わってから正確な診断が出ました。

予想通り”びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫”だったので苦しい1クール目の治療が無駄にならない結果となりました。

 

☆脳にも抗がん剤投与

夫の腰椎圧迫骨折の原因は悪性リンパ腫の腫瘍のせいでした。

 

その症状がもしかしたら脳にも腫瘍があるかもしれない、確率は低いけど。という事で脳にも抗がん剤を入れる事になりました。

 

脳に抗がん剤!?と最初は驚きました。説明を聞くとリスクが高そうだったので不安でした。でも脳に悪性リンパ腫があった場合は数か月で亡くなってしまうという話しを聞いていたので治療をするしかないと思いました。

というよりも選ぶ権利はないという位、先生の中では決定している感じでした。

 

そして抗がん剤を腰から注入したそうなんですが、これが激痛だったそうです。

 

4クール頑張って激痛に耐えましたが、あまりの痛さで先生に相談をして、その後は脳への投与をやめました。

 

痛みに強い方の夫が耐えられなかったのはよほどの痛みだったんだと思います。

 

 

☆副作用と戦う日々!

抗がん剤の副作用は辛かったようです。

ひとつは吐き気と嘔吐。

 

夫には生きていてほしい!という思いで私は必至にネットで色々な記事を読みました。

その中でとにかく何でも良いから食べて体力をつける事!と言っている人がいたので夫に”とにかく頑張って食べてね”と声をかけました。

 

1クールめの抗がん剤が投与された後、夫は食欲が無かったけれど私との約束を守らなくては!と思い食事を頑張って食べてくれたそうなんです。

 

でもそれが良くなかった様でその日の夜から2日間嘔吐、その後も何日間か吐き気が続きました。

相当しんどい思いをさせてしまい申し訳ない事を言ってしまったなと思いました。

 

2クール目もこんな思いをするのでは治療に耐えられない!という事で二人で作戦会議をしました。

抗がん剤投与の前は何も食べない!と。先生に相談したら人それぞれの副作用なので本人がそう言うならと、前夜と当日の朝は食止めをしてもらい、これが成功で吐き気はほとんどなく2クール目の治療ができました。

成功と言っても発熱、頭痛、倦怠感がありかなりしんどい様子でしたが。

 

今回の事でネットは色々教えてくれて沢山助けられていますが、何でもかんでも取り入れるのでなはく、自分に合ったものを自分で判断して、自分で選別していかなくてはいけないなと改めて思いました。

 

 



もう1つの副作用は脱毛です。

1クール目の治療が終わった時には脱毛が始まっており、夫は1クール目後の退院した時に自ら坊主にしていました。

 

髪や眉毛などは抗がん剤治療が終わってから約2ヶ月位で少しずつ生えてきて、その時は本人も私もとても喜びました。

 

とても不思議な事に治療前はストレートの硬い髪質だったのに、治療後に出てきた髪の毛はくせ毛の柔らかい髪質に変わっていました。

 

 

 

そしてもう1つは痺れです。

治療を始める前の説明では人によってはお箸が持てない位の痺れがでます。と聞いていました。

 

4クール目の投与までは何もなかったのですが、4クール目の投与から約1週間後に指先に痺れがでてきました。その後足にも痺れがでてきましたが、抗がん剤投与を中止する程の症状ではないとの事で最後まで治療を行いました。

 

指先の痺れは5か月程で無くなりましたが、足の痺れは今でも残っています。

他の人より長く残っていると言われましたが痺れが消えてくれる事を願っています。

 

 

☆予定より1ヶ月早く終わらせた治療と寛解

7月~始めた抗がん剤治療は当初の予定では12月末に全てが終わる予定でした。

 

身体への負担が大きく大変なため、4週に1回のペースで行う治療なのですが、先生の話しでは3週に1回のペースにして間を短くすると効果は大きいとの事でした。

 

しんどいけど早く終わらせたいし、どうせ治療するなら効果が大きい方が良いという事で夫は気合いで3週に1回のペースで治療を受けました。

 

頑張った結果、11月末に最終のPE-CTを撮り、悪性リンパ腫が消えています。と言われました。

予定より1ヶ月早く治療が終わりました。

 

結果を聞いた時は嬉しくて嬉しくて、笑顔と涙とでした。とにかく嬉しいしかなかったです。

病院の帰り道がこんなに嬉しい事はなかったです。

 

夫がこの病気になって思った事は食べ物を気をつけるだけではダメなんだと思いました。

もちろん、食べる物を気をつける事は大切だと今でも変わらず思っています。

食べ物を気をつけていたから、だから悪性リンパ腫も消えたと思っています。

 

ただ、メンタルと自分に合った健康方法を見つける事が必要だと。

 

夫は何でも考えすぎて悩む性格(私とは正反対)なので、引越しをする前は普通には考えられない位、悩んで落ち込んで不安になっていました。

素人の考えですが今回の病気はそれも大きく影響しているのではないかと思っています。

 

最近は考えたり、悩んだりし過ぎないように思考を変えているようです。

 

もう1つの原因はちゃんと勉強をせずに素人考えでファスティングをやった事かな、と思っています。

元々痩せていて太らない体質の夫がファスティングしたら、更に痩せるし栄養も足りなくなるのは当然だと病気になってから気が付きました。(正しい方法を知っている人は大丈夫なのかもしれないです)

 

病気が発覚した時の体重を見て驚きました。(我が家には体重計がなかった為測っていなかったんです)

 

身長186センチの夫の体重が57キロになっていました。

どんなに減っていても65キロだったので。

 

今は体重も戻りました。

 

これからも食べるものには気をつけて、食べ過ぎず食べなさすぎす、運動もして、心と身体の健康を考えていきたいと思っています。

 

今回も長いブログを読んで頂いてありがとうございます。

次回はカレー屋さんの開業にたどり着くまでを書こうと思っています。

読んで頂けたら嬉しいです。